2006-01-01から1年間の記事一覧

from Chitral

世界は青白く輝いていた。日は暮れ、月も星も見えない雲の中にあって、それでも、世界は輝いていた。そびえる山々や谷間の村々、音も無く降り積もっていく雪におおわれて、それ自体青い光を発しているようだった。頬にあたる雪を含んだ風が刺さるようだった…

Chinese food, American life, Japanese wife

なんだかんだで一ヶ月。 その間に色々な出来事があった気がするし、移動ばかりしていた気もするが、つまるところそれは同じものを別の角度から見た表現でしかないんだろう。 今、僕はパキスタンの北部、フンザ・バレーに位置するカリマバードという町、とい…

days in Semiparatinsk

北朝鮮が地下核実験を行ったという日に、僕はセミパラチンスクの町にいた。 セミパラチンスクはカザフスタン北東部の町――ドストエフスキーが5年間生活し、ソ連時代に467回の核実験が行われた場所。これら二つの事実に特に関連があるとも思われないけれど、こ…

from オシュ

というわけで、無事オシュに着きました。 今日の早朝、まだ日の昇らぬ5時ごろのことです。 結局バスは使いませんでした。週二本のバスをやり過ごさなければならなくなる恐怖や銀行のATMでカードが飲み込まれるというアクシデント乗り越え、粘り強く待った甲…

from カシュガル

明日、キルギスのオシュへ移動します。 同じホテルに泊まっている旅行者の中で、キルギスにいくアメリカ人を一人見つけて、もう二人くらいいればタクシー、ヒッチ、公共バスで安く上げようと話していたのですが、結局みつからなそうな上、そのアメリカ人とも…

from クチャ

なんか気づいたら20日くらい更新していないので、更新してみます。いや、「元気便り」っていう側面もあるかな、と思って。 えーと、今は新疆ウイグル自治区のクチャという町にいます。ウルムチから16時間の硬座の旅を経て、今日たどり着きました。16時…

from Xian

ima, yunyun to issyoni Xian niimasu. asita ha Dun huang(Tonkou) ni idou. 26jikan kouza(hard seat) no tabi desu. yunyun ha Titiharu(?) kara 46jikan kouza de idousite asi ga 2bai gurainiharetetakedo, bokuha dounarudarou. huan desu.tokorode, …

from 成都

言いたいことなんて何もない。 とはいえ、何も見てこなかったわけではない。 僕は見た、満天の星空の下の松茸市場を、イナバウアーの五万倍はすごい男たちの馬の扱いを。 でも、時間がたつにつれていいたいことは何もなくなっていく。 表現できないことのよ…

こんどはかんじがつかえない。

ぼくののっているくるまがはしっていき、ひくいくもがながれていく。 てまえのくもははやく、おくのくもはゆっくりと。 ふかくあおいそらにつりさげられた、くもらしいくもだ。 くるまはそうげんをはしり、おかのようなやまをいくつもこえ、そらのはえるぬま…

大理から

ていうか、あれなんだね、XPって日本語使えるんだね。まあ、そんなことはどうでもいいのですが、今、雲南省の大理というところにいます。 「大理石」の「大理」。 これからは徐々に北上し、麗江、シャングリラ、リタン、成都を経由して西安へ、それから進路…

from Gui zhou

ima Kishuu shou no Kaili(nihongo deha Gairi, kana) ni imasu. asita ha Kungming(Konmei?) ni idou.tokorode, Hong Kong de deatta Indian(male) kara e-mail ga kiteita koto ni kyou ki ga tsuita. naiyou ha chou kageki. ichibu bassui."Something I …

中国安宿情報

とまで大げさなものではありませんが、これまで僕が泊まったホテルを簡単に書いておこうかと思います。というのも、中国で割りと苦労するのは自分の気に入る安宿を見つけることだからです。その意味で、『地球の歩き方』はまったく役に立ちません。中国版に…

人民解放軍

友人のスムージーはミクシィで「不条理からの自己を守る術として、言葉は全く役に立たないと最近痛切に思うんだよ。/言葉とか理性とか論理とか、まじ存在しない空間とかあるって。」と書いていて、たしかにそういう状況もあるとは思うのですが、しかしそれだ…

香港

ビザの関係で今日香港に降り立ちました。今でも中国から香港に渡ると「出国」になるんだね。 香港は4年前に一度来たことがあるんですけど、あれですね、結構面白いですね、香港。特に「重慶マンション」がくそ面白いです。中国語、日本語、アラビア語、ヒン…

ちゅうごくで

ぎょくおんほうそうをききました。

from Shaoxing

紹興は旅行者にとって中途半端な街だろうと思う。 主な観光ポイントと言えば魯迅の生家で、あとはチョロチョロと走る運河くらいなもの。KFCやナイキ、アディダスの店もあり、そこそこ大きなビルも建っているが、大都会というには程遠く、素朴で昔ながらの古…

北京より愛をこめて

もう北京に10日くらいいるわけですけどね、ていっても大連から直接きたわけではなくて集安という北朝鮮との国境にある町を経由しているんですけどね、何ていうか、まあいろいろありますよね、北京には、ほら、紫禁城とか万里の長城とか恋とか。もう何という…

眩暈のような、パースペクティブ

その市場は大連駅の南側、友好広場から程遠くない場所にある。市場といっても背の高いデパートに挟まれて、這いつくばるようにしてある細い通りなのだけれど。 その出口近くにあるウイグル人の経営する串焼き屋に僕はいた。吹きっさらしの簡易椅子に座って羊…

旅行記(5月7日)

ジョージは自分のことをジョージと名乗っているけれど本当はホルヘ=サンチェスという名前のコロンビア人で、彼と僕とが知り合いになったのはソウルで同じ宿に泊まっていることも大きな理由としてあるけれどもそれだけではお互い親しくなるには十分でなく、…

from ソウル

これから中国に向かいます! 船で、再び海を渡るのです。

旅行情報

同じ宿に泊まっていた男性の話によると、いくつかの方法で北朝鮮に入ることができるという(実際彼はいくつかの方法で幾度か行ってきたらしい)。1.北京から出ている日本人向けの個人ツアーに参加する。 これを使うと、総額で大体14万円くらい使わなければ…

戯言

ちょっと面倒なので、やっぱり今日はここまでにしておきます。普通に日本語で打てる所を見付けたら、これまであったことをなんとなく書いていこうと思います。 それでは。

5月2日

騒音で目が覚めた。ぼんやりとあたりを見まわし、二段ベッドの軋みで自分は旅行中なのだと思い出す。ベッドの下ではゲストハウスのオーナーがいそいそと行ったり来たりしていた。騒音は外から。工事でもしているんだろう。 今日は5月2日。そう,日本ではゴー…

from ソウル

どうもcamelnikovです。 まだソウルにいます。いちかみのおかげで日本語が使えるようになりました。多謝。 さて、日記らしい日記を書くのは今回が初めてなのですが、どう書いたもんでしょうか。ウーン、まず今日あったことを書いて、そのあとでこれまであっ…

from ソウル

nihongogatukaemasen. dousimasyou. toriaezuhangurumojiwotukattemimasuka. 더ㅜ데수카? ㅕ메마스카? yomemasenyone. bokumoyomemasensi,kakemasen.sudenijuugohunkuraitattemasu. mendounanode,kyouhakokomade! matane!

前置き

4月25日から旅をしています。ですので、このブログは基本的に旅行記になります。どのようなかたちで書いていくかは未定ですが、それは書いていくなかで自ずと定まってくるのではないかと思います。まあ、ブログなるものは初挑戦ですので、初々しい感じで…