こんどはかんじがつかえない。

ぼくののっているくるまがはしっていき、ひくいくもがながれていく。
てまえのくもははやく、おくのくもはゆっくりと。
ふかくあおいそらにつりさげられた、くもらしいくもだ。
くるまはそうげんをはしり、おかのようなやまをいくつもこえ、そらのはえるぬまを、ちべったんのぱごだをよこめにみながら、かいちょうにとばしていく。
なにかからにげるように。
じっさいぼくは、にげおくれたぐどんなくるまを2だいみたのだ。
やがてひがくれていき、くもはすみえのしるえっとへと、そらはうすいあおいこがねいろのすいさいえのぐにかわっていく。
ここちよいれいき、ここちよいつかれ。
そうしてぼくはもくてきのちについた。うしなわれたちへいせんに。

というわけで、シャングリラにつきました。きのうのよるのことです。
さんぶんてきなにんげんであるぼくにはうまくひょうげんできないのですが、いいところです。
このまちが、というよりは、このまちをかこむけしきがとてもいいのです。
そらとやまが、ひかりとかげが、これだけのそんざいかんをもったところを、ぼくはあまりしりません。
にんげんせいかつのかんしんからはなれたけしきが、かたちをなさずにいしきのなかへとはいってくるのです。
このようなけしきのなかでうまれそだったにんげんは、どのようなにんげんになっていくのかしら。
ああ、チベットにいきたい。
チベットにいきたい。
ここはチベットにほどちかく、そのぶんかけんにもはいってきているのです。
チベットはパ�`ミッションをとらなきゃはいれないことになっているんですが、うまくやればなくてもはいれるらしい。
ちゅうごくじんだといつわって。
どうしようかな。
どうしようかな。
とりあえずあしたじょうほうをあつめてみよう。

というわけで、ぼくのよていはみていになりました