from Vilnius

二ヶ月ぶりの更新。日記というのは続いたためしがないですが、インターネットでも変わらないもんですな。むしろパソコンを持って移動しているわけではないので余計に書かなくなります。さらにヨーロッパに入ってからはネットが高すぎるので敬遠、そうして二ヶ月も経っていたわけです。ちなみに現在は宿泊しているユースホテルのパソコンを使って書いているわけですが、ユースホテルなんかではネット無料のところが多いらしく、ヨーロッパに入ってからキャンプ生活を余儀なくされていた僕としてはちょっと驚き、でも他の物価考えると宿泊に10ユーロ払うのは高いから、パソコン売っぱらってもっと安くしてくれ、と思う。どうでもいいことですが。
さて、二ヶ月ぶりの更新とはいえ何から書き始めていいのやら、まあ、現在はリトアニアの首都のヴィルニュスというところにいるわけですが、実は今日でリトアニア11日目になるわけです。とはいえ、これはバックパッカー用語で言うところの「沈没」しかかっているということではなく、全てはヴラジーミル・コック・プーチンのせいなのです。ヴラジーミル・コック・プーチンというのは言うまでもなくロシアの大統領であり、喪失したロシアン・ファルスの象徴のような顔をしたあいつのことです。つまり、ビザ待ちです。まあ、なぜここまで長くかかってしまっているのかというのは書くのが面倒くさいので省きますが、そしてそれこそが旅する人間には最も重要なことなのですが、こんな日記を見ているバックパッカーはいないと勝手に想像することにして、じゃあ何を書きたいのかと言われるとそんなことは特になく、ああ、でもマジ、プーチンどうにかしろよ、とか思う。っていうか、このご時世に旅行者への窓口を狭くするあのプーチンをどうにかしろよ、とか思う。俺の100ユーロ+滞在費を返せ、とか思う。誰もやらないんなら、俺が殺っちまうぞ、とか思う。でもあいつから噴き出すのは真っ赤な鮮血などではなく白いネバネバの不快さだ。そうしてこう言う。100ユーロありがとうございましゅた、これは明るいボクらの未来の為に有効に使わせていただきましゅ、ニヤニヤ。そうして俺の100ユーロは官僚とか悪徳警官とか、なんかわかんないけどそういう悪そうなやつらのポケットに入っていくに違いなーい。っていうか、俺なんかプーチンへの殺意を抱いた段階で元KGBのやつらにつかまって亡き者にされてしまうんだろう、もちろんやつらは俺だけではなく俺という存在を知る全ての人間を消し、そうして俺はまったくのなかった人間になるんだ。
と、書いてきましたが、もうそろそろビザを取りに行く時間なので、今回はここまで。あー、ビザがちゃんと取れていればいいなあ。